人権講談

南陵の講談には、「水平社誕生物語」はじめ、かずかずの人権ネタがございます。 それらを集めた「人権寄席」も各方面から御好評をいただいております。 落語の人権ネタとの組合せや、「人権講演」、「人権寄席」の取り合わせも可能です。 主なネタを御参考にして下さいませ。

部落問題水平社誕生物語
奈良県で結成された水平社。その結成に関わった柏原三青年を始め、多くの若者達の苦労を語る。小南陵自ら水平社博物館に取材をした力作で、水平社結成八十周年パーティの時に関係者の前で披露し感動を呼んだ。

セクハラ 真柄のお秀
北国無双の英傑、真柄十郎左衛門を産んだお秀は大変に器量が悪い。後に亭主となる真柄勘内は、女房にしたいと散々にからかう。しかし殿様がこの行為に怒り、祝言をあげさせる。勘内、お秀の優しい心根に今度は本当にほれこんでしまった。

まずしさ 柳田格之進
浪人物の柳田格之進は、豪商井筒屋とは碁友達。
その井筒屋で五十両の金が行方不明。落語の五兵衛は番頭の中にある柳田格之進を疑うのである。どう疑いが晴れるのか、晴れた後の柳田格之進の行動が聞かせどころ。

いじめ 越之海勇蔵
相撲の世界に飛び込んだ若者勇蔵は、背が低いために親方や兄弟子達からいじめを受けるが、谷風に見出され、快力ぶりを発揮して関脇まで昇進。

障害差別 どもりの使者
家康の家来、村越茂助は大変な吃音であったが、家康の使者で秀吉の前へ。その堂々として、又、とんちに富んだ申し開きに秀吉も感心をするばかりであった。

落語の人権ネタの例
落語 代書屋
文字の読めない人、書けない人に代わって色々な書類を書くのが代書屋。字の書けない貧しい人達や、在日コリアンのたどたどしい日本語を笑いの種としている。戦前の作品で、今日は差別の問題もあり、やられなくなったが、まだ根強く残っている在日コリアンへの差別問題を考えてもらうために、敢えてとりあげる。